要検査の診断をもらったら、考えるべき6つのこと
健康診断が終わって、その結果があんまり良くないものだったという方もおられると思います。めちゃくちゃ不安ですよね。
私のはちゃめちゃな入院経緯の記事を読んでいただくとわかるのですが、私もがんについての情報はまったく持っておらず、まずどうやって病院を選んだらいいのかすらわかりません状態でボーゼンとしていました…。
ただ、気持ちからいうと「どんなに遠くても、どんなに高額な治療費でもいいから、きちんと治してくれる人のところに飛んでいきたいっ!」と思っていました。これは誰もが考える本音だと思います。
でも、ちょっと待って。落ち着きましょう。こういう気持ちのところに付け込んで、いろんなものを売りつける人もいるので、本当に焦らないでほしい。
がん細胞というのは、とても長い年月をかけてすこしずつ成長していくものが多いので、そんなに1日や2日で急変するわけではないです。
急激に進行するものとか、あるいはもうかなり進行しているものであれば、医者ならわかるはずなので、あなたが焦らなくても見つけた医者のほうが緊急対応します!
まずは、冷静になって、以下のことを考えてみてください。
1.クリニックを探す
大きな病院にかかるには、まずクリニックで紹介状をもらうことが必要です。
このクリニックはかかりつけ医として今後も頻繁に利用するなら別ですが、そうでないなら近いか遠いかより、良い医者かどうかで決めたらいいと思います。
病気の第一発見者になる人なので、この人がダメだと本当に困ります。
私はGoogleの口コミで決めましたが、当たりでした。行ったら超満員で、5時間くらい待ちましたorz。でも大正解だったと思います。
もしかかりたい大きな病院が決まっているなら、そこのツテがあるクリニックを探して行くのもありかと思います。
2.クリニックで診察を受ける
視診ではなくもうすこし詳しい検査をしてくれると思います。
(個人的意見では視診で済ませる医者なら他を探したほうがいいです)
よく「異常な症状があるのに、医者に何も言われなかったから放っておいた」という人の話を聞いてがっかりします。自分で積極的に医者と交渉してくださいね。
もし紹介状を書いてもらうなら、どこの病院になるのかも聞いてください。
私の行ったクリニックは「患者の希望どおりに書く」と言われました。
3.大きな病院を探す
検査の結果が出るまで数日かかると思うので、その間に病院探しです。
(そのクリニックの先生にお任せするなら、この工程は不要です)
私のようにフライングで予約まで取ってしまうのは、ちょっと危険ではありますが、時間の短縮をしたいのならそれもありかもしれません。
※病院を探すポイントについては、別の記事でまとめます。
4.検査結果と紹介状をもらう
クリニックの先生に、自分のかかりたい病院あてに紹介状を書いてくれるよう依頼します。
細胞を取って検査するなどした場合は、検査素材も欲しいと言ってみてください。
紹介状と一緒に、予約した病院へ持っていくと、より多くの情報を共有することができますので、次の先生もやりやすいのです。
※ここで何かあれば、おそらくクリニックの医者が緊急対応すると思います。
5.治療計画を立てる
先のクリニックの医者の様子で、自分の病気がどんなものか、なんとなくわかります。ネットなどで調べたら、今後どういう治療が必要なのかもわかります。
仕事をどれくらい休むのか、家族にどういうふうに説明するのか…。
治療計画を考えていきましょう。
入院したり手術をすることになりそうなら、あらかじめ自分の入っている保険の契約内容を確認すること、医療費が高額になりそうな場合は「限度額適用認定証」を用意するなど、準備も必要です。
※今後この治療計画の立て方について詳しく書いていこうと思っています。
6.大きな病院へ予約を取って行く
有名な病院はなかなか予約が取れません。1か月先とかになっても焦らないでください。先にも書いたように、よほど切羽詰まった状態だったならクリニックの医者が早くみてもらえるよう、手立てをしてくれると思います。
「限度額適用認定証」を持っているなら、初診のタイミングで出してください。
通院が始まったら、いつ病院に行っていくら払ったのかを全部、記録しておくことをおすすめします(確定申告のときに必要になるので)。
7.まとめ
ここからようやく、治療のスタートです。
ここまででも、結構考えることが多くて大変でしょ?
そして、こんな苦労して決めた病院の先生が期待はずれだったら、本当にがっかりしちゃうんですよ!!
それに気に入らなかったとしても主治医を途中で変更するということは、そんなに簡単ではないと思います。セカンドオピニオン(他の病院の医者にも意見を聞いて治療方針を決めること)も、お金も時間もかかります。
なので、最初の病院選びがとても重要だと思います。
病院を選ぶポイントについて書いているので、こちらも読んでみてください。